MAA選出規準
Magic Academy Award 選考委員によって受賞規準に照らし選出された複数名の候補者の中から、厳格なる審査を行い受賞者を選出する。審査の過程で反対意見のある場合は再度徹底して議論を行い、最終的に委員全員の合意を得て決定される
受賞規準
【Magician of the Year】
過去1年間に日本国内で最も活躍したマジシャン。『劇場をはじめ、TVや配信などのメディアなど』、実際に観客の前で演じる現役のマジシャンに限られる。国内のマジシャンやこれからマジシャンを志向する若者たちに夢を与え、規範となれる人物または、世間一般のマジック・マジシャンに対するイメージを向上させた人物の選定が望ましい。
【Hall of Fame】
期間によらず、積年に渡り『国内又は国際的な活躍を通じて、日本のマジック文化及び伝統に寄与』し、多大なる影響を与えた者。マジシャンに限らずマジック研究家、愛好家であっても良い。多くのマジシャンやマジック愛好家の尊敬を受け、殿堂入りに相応しい風格をもつ人物の選定が望ましい。
受賞の経緯
【Hall of Fame】Juan Tamariz
(プレゼンター:緒川 集人)
タマリッツ氏は、何十年にも渡りスペインのテレビやシアターで活躍する世界的なマジシャンです。
彼自身の長年の活躍により現在の日本のマジシャンはもとより世界中のマジシャンに大きな影響を与え続け、アメリカで最も有名なマジシャンの一人、デビッド・ブレーン氏は「世界中のマジシャンに最も影響を与えた偉大なカードマジシャン」と称えています。書籍もスペイン語に留まらず、英語や日本語など複数の言語に翻訳されたものも多く、有名なものでは「The Five Points」や「ネモニカ」などが挙げられ、マジックという多面的な芸術をパフォーマンス、書籍など、あらゆる角度から世界中のマジシャンに最も影響を与えたマジシャン、ホワン・タマリッツ氏にホールオブフェイムの授与をするに至りました。(授賞式典より)
【Magician of the Year】魔法使いアキット
(プレゼンター:高橋 匠)
この数年TV番組などメディアにも多数出演され、独創的なストーリーマジックを自ら演出したイベントを開催するなどめざましい活躍をされました。
特に昨年度は、日本のマジック業界のイベントにも積極的に出演、協力して業界の発展に貢献しています。
そのパフォーマンスはマジックにとどまらずパントマイムやアートなどを取り入れ、多様性に富んだ新しい時代のマジシャン像を創り出しています。
昨年度最も活躍したマジシャンと言って間違いないでしょう。
以上の理由により魔法使いアキットさんのマジシャンオブザイヤー受賞は満場一致で可決されました。(授賞式典より)